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WiMAXの個性は死んだのか?

2013年10月13日 コメントを残す

WiMAX 2+ 超速モバイルネット誕生!|UQ WiMAX
<http://www.uqwimax.jp/lp/wimax2plus/top.html>

WiMAX2が発表されたので色々調べてみましたが、手放しでは喜べないサービスになってしまい、変ながっかり感がネット上に漂っています。
UQにとってはあまり良い空気感ではないですね。
このがっかり感の原因はやはり帯域制限の発表に尽きると思います。
最初に行っておきますが、現在のWiMAXには制限は一切かかりません。
この方針は現在のWiMAXサービス終了まで継続されると思います。
この事が理解されないままWiMAX2+に帯域制限がされる予定の部分だけが一人歩きし、なんだかよくわからないうちに「WiMAXも帯域制限」の様な誤った情報まで生む自体になりました。
これははっきり言ってUQの発表の仕方に問題があったと言わざるおえません。

まず情報を整理しましょう。

  1. WiMAXサービスは当面継続で帯域制限なし
  2. WiMAX2+も2年間は帯域制限なし(ただし、2015年に条件が付くかも)

上の2つは確かな情報です。
つまり、2年以内で見た時は現状のWiMAXより得なサービスになるわけです。
しかし、問題は2年目以降の部分で「取り敢えず3年目は7GB制限を考えています」の部分が余りにも取り上げられてしまった為、がっかり感が生じてしまったわけです。
よ~く見てみると、7GBは取り敢えず決めた数値で状況によって見直す事を言っています。
それならば、「帯域制限は検討中で2年後に改めて発表します」ぐらいの表現にしておけば反発も少なかったかと思いますがもう遅いですね。
「WiMAX2+=帯域制限あり」のイメージが広まってしまっていますから。
これはちょっとアカンでしょう。
サービスインの時に改めて公の場で説明しなおした方が良いと思います。
後、2015年以降にかかる直近3日に1GB以上使ったら制限がかかるかも部分ですが、具体的にどのような制限がどういう条件でかかるかがきちんと書かれていないので、不安を煽る文章になっています。
「2年間WiMAX2+も無制限じゃないの?」と言う部分で矛盾が生じ混乱を招いています。
ここは早急に詳しい説明を掲載しないと後で取り返しの付かない事になりかねません。
また、au4GLTEを使うモードが更に混乱の上乗せをしています。
早急にこの機能を搭載しない端末を出さないと消費者の混乱は広がるばかりです。
まぁ、FDD-LTEもTD-LTEも1チップでできるから機能として載せたのは当然だと思いますが、純粋に無制限のサービスを使いたいユーザーにとっては地雷機能以外の何物でもありません。
更に、au4GLTEで7GB制限を突破するとWiMAX2+まで巻き添えを食うシステムも混乱を招いています。
これは、早急に方針を変えないとイメージを悪くするだけです。
なんで、別サービスの制限の巻き添えを食うのか一般ユーザーには理解が出来ないと思います。
まぁ、色々ぐちゃぐちゃ書きましたが、WiMAX2+次の様なサービスと考えれば、割りきって使えると思います。

2年間は無制限で使え、2年目で必ず解約するサービス

ただ、UQも2年目で大量の解約処理をしたくはないでしょうから、その前に何らかの発表は有ると思います。
その内容次第で継続ユーザーは出てくることでしょう。
もしくは、WiMAX大量解約時代の幕開けを自らしてしまうかもしれませんね。
この先どうなるのかは様子を見るしか無いですね~。
ところで今回NECの端末が無いのですが、まさか中華端末だけでWiMAX2+を引っ張って行くつもりでしょうか?
それも不安要因の一つだと私は思うのですが・・・。